自律神経失調症の主な症状

「自律神経失調症」は、近年増加傾向にあるといわれています。
自律神経失調症は様々な症状が現れる病気で、うつ病へ移行することもあるため注意が必要です。

自律神経とは

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経は身体や脳を動かす神経で、活動している時、緊張している時、ストレスがある時に働く神経です。昼間は交感神経が働いて、脳や身体が活動しやすい状況をつくります。
一方、副交感神経は身体を休ませ、昼間の疲労を回復させる神経です。
夜間は副交感神経の働きで睡眠を誘い、心身を休ませ、疲労やダメージを回復させる働きをします。
反対の働きをしている交感神経と副交感神経が、バランスよく働くことで健康を維持することができます。

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、自律神経の乱れが原因となって起こる病気です。
通常、交感神経が働いている時は副交感神経が休み、副交感神経が働いている時には交感神経が休むというバランスで成り立っています。交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで、自律神経失調症が起こると考えられています。

自律神経失調症の主な症状

全身症状：疲れやすい、だるさ、めまい、微熱、食欲不振、不眠、身体のほてり、立ちくらみ
精神症状：イライラする、怒りっぽくなる、集中力低下、意欲喪失、注意力がない、不安感
頭：頭痛、頭が重い
目：目の疲れ、目の痛み、乾き、涙目
耳：耳鳴り、耳がこもるようなかんじがする
口：味覚の変化、口の渇き、口の中の痛み
喉：喉の異物感、喉がつまるような感覚、喉がイガイガする
呼吸器：息切れ、息苦しさ
心臓・血管：胸が苦しい、胸の痛み、動機、血圧の変動
皮膚：かゆみ、乾燥、汗がたくさんでる、汗がでない、冷や汗
消化器：吐き気、便秘、下痢、ガスが溜まる
筋肉・関節：肩こり、首こり、力が入らない
手足：手足の痺れ、痛み、冷え、ほてり

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